お葬式に対する価値観の違いであったり評価基準は人によって立場によってまちまちです。当然ほかの消費活動でも同様なことが言えます。葬式同様に数十万円から数百万円規模の出費となる中で例えば自動車の購入につきましても、軽トラックが必要な人がいれば家族が多くミニバンが必要な人など千差万別です。しかし自動車購入の際には皆様十分に吟味して価格や性能などについて考えることと思われます。一方で葬式はどうでしょう。それほどまでに吟味する時間がないかもしれません。また人によっては時間があっても「葬式のことなど考えたくもない」と思っている人もいるかもしれません。自動車のメーカーのことは皆さんよくご存じで軽トラックが欲しいという人が「フェラーリ」や「ベンツ」に問い合わせるような間違いをすることはないでしょう。しかし葬儀は間違ったら大変な出費になってしまうにもかかわらずこうした間違いが頻繁に起こりクレーム化しています。葬儀屋の不明瞭な説明、あいまいな表示ばかりが問題になっていますが今一度いつ誰に起こるかわからないお葬式について考えてみてください。立派な葬儀を行う互助会、古くから地域密着の老舗葬儀社、自社で葬儀を行わずに紹介を専門で行いインターネット葬儀社などそれぞれに異なる性質を持っています。いい方は悪いかもしれませんがこの先数十年は「多死社会」と言われています。ぜひこの機会に葬式のことを考えてみてはいかがでしょうか。
頻繁に起こる葬式のクレーム