一昔前までの日本のお葬式は、よほどの事情がない限り、当家に経済的な余裕のあるなしに関わらず「お葬式は挙げなくてはならない」というのが一般的でした。しかし核家族化、個人主義化によって昨今の風潮としてお葬式を挙げずに火葬のみの「直葬」を選ぶことが増えてきているのは事実です。しかしただ単に「直葬が増えているから」とか「煩わしい」などと言う理由のみで「直葬」を選ばれることにはわたしは個人的には賛成しかねます。というのも故人様やご家族様に尊厳があるように、故人様にお世話になった方や心の頼りにされていたり、愛情深く接してこられた方などが、式後にご自宅に「風の便りで・・・」と訪れられて「お線香だけでも」と言ってお宅に来られて様々なお話をされるということが何回も続くだけでご遺族様は大変です。中には「直葬?」と苦言を呈される方もいらっしゃれば対応にも精魂尽きてしまいます。ほかにもお寺様や、ご近所様との関係性なども十分に考慮されたうえでどのような葬儀にするのがいいか検討していただくうえで奈良市民葬祭(0120-499-699)にも一度ご連絡いただければ幸いです