家族葬というワードの罠

家族葬という言葉は現代風のお葬式をイメージするのに大変便利なワードです。この言葉がいつどこでできたものか、わたしは把握しておりませんが、恐らく葬儀社が便利なワードとして作ったのではないかと想像いたします。家族といえば同じ家に住んでいらっしゃるごく数名を指す場合もありますが、遠くに住む親戚縁者も含まれることもあります。ご家族様としても近隣の方々に「家族葬で済ませました」といえば最近では概ねみなさん納得されるでしょう。一方で葬儀社側からすると「家族葬」と銘打って告知をすればお客様は「安いだろう」と想像して依頼をしてくるだろう。と考える業者もあると思います。ですので「家族葬と言っておけばどこの葬儀社に依頼しても大丈夫」と考えるのは危険です。新車の「トヨタプリウス」といえばどこのディーラーへ行っても概ね同じくらいの金額で売ってくれるでしょうが、これが「家族葬」となると業者によって千差万別です。私どものように50万円程度までで行う業者もあれば、200万円、300万円請求される業者もあります。ぜひこれをお読みいただいた方は家族葬というワードの罠にはまらないために必ず事前相談をしてください